水泳と耳の病気


      
耳鼻咽喉科の病気の中には水泳をするときに気をつけなければならない病気があります。

水泳の前には耳をチェックしましょう。

水泳前には?


耳アカがたくさんたまっていると、水泳をして耳に水が入った場合、耳アカがふやけて耳のトンネルが腫れて痛くなることがあります。

水泳前には耳掃除をして耳アカを取りましょう。

      

トップへ移動   

水泳時に気をつける病気

外耳炎(がいじえん)

鼓膜までのトンネル(外耳)が腫れて痛くなり、
耳だれが出ている状態です。
耳に水が入ると腫れがひどくなるので、水泳はできません。

      
急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)

鼓膜の奥の空間(中耳)に細菌が入って腫れて耳が痛くなっている状態です。
耳に水が入ると腫れがひどくなりますので、水泳はできません。

      
滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)

鼓膜の奥の空間(中耳)に液体がたまり、鼓膜が動きにくくなって聞こえにくくなっている状態です。

耳の中に少量の水が入っても問題はありません。
しかし潜ったり飛び込んだりすると、耳に水圧がかかり耳にとって良くありません。

したがって水泳の時には耳栓をするようにしてください。
耳栓の種類については、かかりつけの耳鼻咽喉科の先生と相談してください。
なお幼児の水遊び程度なら耳栓は不要です。

      
慢性中耳炎(まんせいちゅうじえん)

鼓膜の奥の空間(中耳)に細菌が付いて腫れ、鼓膜にも穴が開いて耳だれが出る状態になっています。

水泳をして耳に水が入ると鼓膜の奥まで水が入り、腫れがひどくなりますので、水泳はできません。

      
耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)

耳と鼻に通じる管(耳管)が通りにくくなり、耳が詰まった感じがする状態になっています。

普通に泳いで耳に水が入ることについては何の問題もありませんが、「耳抜き」がしにくい状態ですので水圧がかかると耳が痛くなります。

潜水・飛び込み・ダイビングは避けてください。

      
 
トップへ移動