花粉症といえば、春先に山から黄色い花粉が飛んでくる『スギ・ヒノキ』を連想しますが、

その他にも花粉症を引き起こす植物があります。

イネ科の植物は、雑草として道端や田んぼ、川原などに、広く生息しています。

イネ科の植物は種類が多く、春から秋にかけていろいろな花粉を飛ばします。

   
     
 
     
   

イネ科の花粉は、スギやヒノキの花粉のようにあまり遠くまで飛びません。

しかしイネ科の植物は、道ばたや土手などに広く群生しているために、

日常の生活で花粉にさらされやすい環境にあります。

また、イネ科の花粉は、イネ科植物全般に共通するアレルギーの原因物質(共通抗原)を持っています。

このため、あるイネ科植物の花粉症が出た場合、

他の複数のイネ科花粉にも反応し、症状が長引く場合があります。

     
 
   
   
 
     
   

@ イネ科の花粉は遠くまで飛びませんので、

     イネ科植物が群生している『田んぼ』や『川原』に近づかないようにして、花粉を避けましょう。

A 家の周辺に、イネ科の雑草がある場合はなるべく除草しましょう。

B イネ科の花粉はイネ科植物全般に共通する原因物質(共通抗原)のため、

    症状が長引いたり、意外な時期に鼻水・くしゃみ・鼻づまりが出たりします。

    症状が続く場合は専門医の診察を受けてください。

     
   
     
なかにし耳鼻咽喉科
日本耳鼻咽喉科学会認定  耳鼻咽喉科専門医  院長  中西豊
滋賀県野洲市小篠原 1033-1 (アルプラザ野洲店前)  TEL 077-586-3341
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