インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬 『抗インフルエンザウイルス薬』を
使用することが治療の基本になります。
現在『抗インフルエンザウイルス薬』は
A型、B型両者のインフルエンザに対して効果があります。
高熱については解熱剤を使用します。
ただし小児では使用する解熱剤には制限があります。
解熱剤の使用については、必ず医師に相談して下さい。
10歳代以下の小児では、『抗インフルエンザウイルス薬』の服用に関係なく、
大声を出したり、
意味もなく歩き回ったりする
などの異常行動が出る場合があります。
病初期の高熱時に症状が出ることが多いので、
発症してから2日間は、
保護者の方はなるべく子供から目を離さないようにして下さい。
高熱や体のだるさなどの全身症状が強いため、体を安静にします。
また体の水分が極端に不足します。
とくに小児では脱水になりやすいため、十分に水分を補いましょう。
小児や高齢者、ぜんそくなど呼吸器系の疾患や、
糖尿病など抵抗力が低下する病気を持っている方は、
重症化しやすいとされています。
『抗インフルエンザウイルス薬』を服用していても、症状が悪化する場合は、
急いで病院を受診するようにしましょう。 |