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弱毒性のインフルエンザウイルスを培養したタイプの生ワクチンで、注射ではなく鼻の中に噴霧します。
対象年齢は2歳以上から18歳以下(19歳以上は接種できません)で1回の接種になります。 |
Q2:注射ワクチンと経鼻ワクチンに効果に差がありますか? |
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経鼻ワクチンについては2〜18歳の小児に対して有効性が確認されています。
直接比較したデータはありませんが注射ワクチンと同等の予防効果があると評価されています。 |
Q3:経鼻ワクチンを接種するときの注意事項はありますか? |
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生ワクチンのため長期あるいは大量にステロイドや免疫抑制剤の投与を受けておられる方は接種できません。
妊娠中も接種できません。 また、生ワクチンを鼻の中に入れるため飛沫などによりウイルスが拡散される可能性があります。
このため接種後1〜2週間は重度の免疫不全の方と密に接触することは避けてください。 (健康な人に対しては問題ありません)
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Q4:インフルエンザ予防接種は「1回でも良い」と言われましたが? |
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最近の報告では13歳以上の方では、
1回の接種で十分な効果が得られることが分かってきました。
しかし12歳以下の小児では、1回の接種では効果が不十分なことが多く、
2回の接種が必要になります。 |
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Q5:昨年インフルエンザ予防接種を受けたので、今年は受けなくて良い? |
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毎年接種することをお勧めします。インフルエンザウイルスは毎年変化しながら流行するため、
今年流行が予想されるウイルスにあったワクチンでないと、効果が期待できません。 |
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Q6:インフルエンザ予防接種を打てば、インフルエンザにかからない? |
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残念ながら100%の効果は期待できません。
しかしインフルエンザによる重篤な合併症や、死亡を予防し、
健康被害を最小限にとどめることが期待できます。 |
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Q7:インフルエンザ予防接種の副作用はありますか? |
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注射ワクチンでは、注射部位が赤く腫れたり、硬くなったりすることがありますが通常は4〜5日で軽快します。
発熱、頭痛、けいれんなどの症状が出ることがあります。
非常にまれですが、ショック、運動障害、意識障害などが現れることがあります。
経鼻ワクチンでは鼻閉、鼻漏、咽頭痛、咳やインフルエンザ様症状が出ることがあります。
また、非常にまれに呼吸困難、血圧低下などショック・アナフィラキシーがあらわれることがあります。
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Q8:卵アレルギーがありますが、インフルエンザ予防接種は受けられますか? |
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インフルエンザワクチンを製造する過程で、鶏卵を用いるため、わずかながら卵由来の成分が残ります。
近年では高純度に精製されているためほとんど問題となりませんが、
強い卵アレルギーがある場合は、接種に注意が必要です。
必ず医師に相談してください。 |
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Q9:他の予防接種との併用は? |
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注射ワクチン、経鼻ワクチンとも他の予防接種との間隔を空ける必要はありません。
また、インフルエンザ予防接種後も一定の期間を空けずに他の接種が可能です。
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Q10:インフルエンザ予防接種は誰でも受けられますか? |
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注射ワクチンは6ヶ月以上の年齢の方が対象となります。
経鼻ワクチンは2〜18歳の方が対象でそれ以外の年齢の方は接種できません。
以下の方は予防接種を受けるにあたって注意が必要ですので
医師に相談してください。 |
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1 |
心臓血管疾患・腎臓疾患・肝臓疾患・血液疾患などの基礎疾患がある方 |
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2 |
65歳未満でインフルエンザ予防接種後2日以内に、発熱や発疹などアレルギー症状の見られた方 |
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3 |
過去に痙攣(けいれん)の既往のある方 |
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4 |
過去に免疫の異常を指摘されたことがある方 |
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5 |
気管支喘息や肺炎など呼吸器系の疾患のある方 |
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6 |
卵や鶏肉にアレルギーのある方 |
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7 |
発達が遅く、医師や保健師の指導を受けている方 |
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8 |
1ヶ月以内に麻疹(ましん・はしか)にかかった方 |
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9 |
経鼻ワクチンではゼラチンを含む食品や薬品に対してショックや重度のアナフィラキシーを起こしたことがある方 |
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Q11:インフルエンザ予防接種を受けられない時は? |
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以下の場合は予防接種が受けられませんので注意してください。 |
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1 |
37.5℃以上の熱があるとき |
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2 |
重篤な急性の病気にかかっている |
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3 |
インフルエンザ予防接種を受けて、重症のアレルギー反応が出たり、ショックになったことがある。 |
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4 |
65歳以上の方でインフルエンザ予防接種後2日以内に、発熱や発疹などアレルギー症状の出た場合 |
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5 |
経鼻ワクチンでは長期あるいは大量にステロイドや免疫抑制剤の投与を受けておられる方 |
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