スギの花粉の成育には前年度の夏(特に7月上旬から8月中旬)の気象条件が大きく影響します。

一般に気温が高く、雨が少なく、日照時間が長い夏は花芽が多く形成され

翌年の花粉の飛散は多くなります。

滋賀県では2018年7月の降水量は平年より多かったのですが、平均気温は非常に高く

日照時間も長い状況でした。

8月は、平均気温は高く、降水量は少なく、日照時間は長い気象条件でした。

年次別7月の気象
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
平均気温(℃)
(平年値25.8℃)
27.7
26.1
27.1
27.1
27.0
27.5
26.5
26.1
26.6
27.4
28.5

降水量(mm)
(平年値220.8mm)

115.5
266.0
290.5
227.0
228.0
104.0
115.5
286.0
109.0
158.5
308.5
日照時間(時間)
(平年値164.4時間)
214.3
101.3
168.2
166.4
177.6
177.2
170.2
137.9
185.9
144.2
251.6
年次別8月の気象
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
平均気温(℃)
(平年値27.1℃)
27.2
26.5
29.5
28.1
28.1
28.4
26.6
27.1
28.1
27.6
28.5

降水量(mm)
(平年値142.8mm)

117.0
90.5
120.0
80.0
157.5
120.5
426.5
239.0
109.0
153.5
93.5
日照時間(時間)
(平年値201.4時間)
158.1
173.3
231.9
186.9
213.0
226.4
112.5
181.7
240.1
168.3
227.4
赤色の数字は、気温・日照時間は平年値を上回った年、降水量では平年値を下回った年を示す。
(気象庁ホームページより引用)
 


ここ数年間、スギ花粉の飛散量は平均より少ない状態が続いていましたが

昨年のスギの花粉飛散量は平均より多く大量飛散のシーズンとなりました。

スギ花粉飛散総数データ(滋賀医科大学耳鼻咽喉科データより引用)
 


これらの状況から、2019年のスギ花粉飛散は例年よりやや多く

昨年よりやや少ない飛散量になることが予想されます。

 

 

 

 

スギ花粉の飛散開始は年明けからの最高気温の積算値が400℃を超えたころに始まるとされています。

1月の気温は下旬までは高めでした。

気象庁の予報によりますと、2月はやや高めの気温になることが予想されています。

 


 

これらの状況から花粉の飛散開始は例年よりやや早く、2月の中旬ごろと予想されます。

 

 

本格的なスギ花粉の飛散が始まる前から薬を服用すると、シーズン全体を通して花粉症の症状が軽くなります。

この治療方法を初期療法といいます。

花粉症の症状が毎年現れる人では次のような効果が期待できます。

   ◆ 鼻の粘膜が過敏になることが抑えられる

   ◆ くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が出る時期を遅らせる

   ◆ 症状全体が軽くなる

   ◆ 症状が終了する時期が早くなる

 

 

初期療法に使用する薬は複数あり、症状の程度や状態によって薬の開始時期や

種類が異なってきます。

自分にあった薬を適切に使用するために、花粉が飛散する時期までに

専門の医師にご相談下さい。

     
なかにし耳鼻咽喉科
日本耳鼻咽喉科学会認定  耳鼻咽喉科専門医  院長  中西豊
滋賀県野洲市小篠原 1033-1 (アルプラザ野洲店前)  TEL 077-586-3341
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